こんにちは!障害者ファイナンシャルプランナーの山口真未です。
今や街に出れば、見かることも多い、ウーバーイーツの配達員!
また、多くのお店でもウーバーイーツに対応してます、とのステッカーを見かけますね。
利用したことがある人には、今更かもですが・・・・私、初めて利用してみました!(笑)
そこで折角の利用した記念、と身体障害者だからこそ感じた、便利ポイント等を紹介します!
※初めに断ります。今回は、お金のネタではありません!(笑)
あくまで個人的に利用してみての感想を含めて、身体障害者の目線で感じたことを記載します。ご了承ください。
ウーバーイーツって?
ウーバーイーツ(Uber Eats)とは、お店の料理をデリバリーしてくれるサービスのこと。
これは従来まであった、ピザやお弁当屋さんとは異なり、お店の人が配達してくれるわけではありません。

あくまで、料理を作って販売しているレストランと、配達員の方は別々となっています。
注文した料理をレストランへ受け取りに行って、届けてくれる、という、区分するなら運送業になるのでしょうか?
またレストランと配達員は、あくまでウーバーイーツのアプリやWEB上にてマッチングするため、効率的に時間の無駄がなく料理を届けてくれる、というのも魅力の一つです。
ウーバーイーツを何故、今まで使わなかったのか

ウーバーイーツを使ってみた、なんて今更、と思った方!
私なりですが、使わなかったからには、一応の理由があります!
おそらく身体障害者の方なら、共感できることもあるのではないでしょうか?
玄関チャイムへ出れるかの不安感
今まで使わなかった理由の大きな理由が、玄関のチャイムへきちんと対応できるか、の不安感です。
これは、他の配達や訪問者等へも同じですね。
私自身は座っている状態から立ち上がるまで、時間が掛かるため、チャイムが1度のみの場合は対応が間に合いません。
そのため普段から荷物の配達を頼むときは、備考欄等へ「チャイムを2回以上鳴らしてください」とお願いをしています。
ウーバーイーツは、上の紹介の通り、あくまで配達員の方はマッチングにより決まるため、ランダムでルールがありません。
さらに、普通の荷物であれば宅配ボックスや再配達など手段がありますが、ウーバーイーツはそんな手段もないはず。
確実に受け取る必要があるのに、配達に対してチャイムの回数などお願いができるか、不安感の塊でした。
しかし!これは解消できます!!下にて詳しく紹介しますね。
頼めるお店の数が少なかった
これは私の住んでいる場所の問題ですが・・・今までは頼めるお店がとても少なかった!
ほとんど無いに等しい、状態だったので、利用するも何も・・・という心境でした。
それが新型コロナウイルスによる外出自粛等により、参加するお店がとっても増えました!
これは、利用してみないと、と思いチャレンジしてみた、というのが理由です。
※半分くらいはアプリを眺めていて、美味しそうなお店に釣られた、というのが理由です(笑)
ウーバーイーツが身体障害者に便利!と感じるポイント

さて、何故ウーバーイーツが、身体障害者にとって便利なのか。
もちろんこれは、テレビやネット記事で、便利ポイントは色々とあげられています。
よく見かける便利ポイントは、ご存知の方も多いはず!
そのためココではさらに一歩踏み込んで、”身体障害者だからこそ”便利だと感じるポイントを4つ厳選して、お伝えしますね。
「自分で買いに行く」手間がなくなる
厳選してお伝え、と言っておきながら、よく見かける理由だ!と思う方。
確かに「自分で買いに行く」という、手間を省けることは、ウーバーイーツを利用する上でとても重要なポイントです。
ただ、これは自分でお店に行く手間、という単純なものだけではありません。
外出自体が大変な方も、また階段があるかな、とお店のバリアフリー状況が気になる、ということからも解放されます!
またアプリで注文するだけなので、配達員の方との受け取り時以外には会話の必要がありません!
これは結構、大きなメリットではないでしょうか?
私自身も外食する際は、お店のバリアフリーが気になり、事前にお店のHPやGooglemapのストリートビューで確認します。
また1人のときは、自分で行けると分かっている店でしか外食しない等、自由に外食できる、というわけではありません。
それがウーバーイーツを利用すれば、自宅まで届けてくれるため、”あの”お店の料理が食べてみたかった!が叶いますね。
配達員がドコにいるのかリアルタイムでわかる
私は実際に使用するまで知らなかったのですが、品物を注文すると、到着までリアルタイムで配達員の位置を確認できます。
細かいことを言うと、お店側が準備している最中か、配達員が品物を受け取るタイミング、自宅までの移動状況など。
またお店が品物を配達員に渡したタイミング、等をアプリの通知で受け取ることもできます。(これはスマホの機種等により変わる可能性もあります)
これがあれば、玄関のチャイムが鳴るまでのタイミングを計ることができますよね。
料理を注文してから、ずっと玄関チャイムの前でスタンバイすることは現実的ではありませんが、もうすぐとわかれば待つことも可能ではないでしょうか?
これにより、玄関チャイムにきちんと対応できるか不安、との問題は解消できますよね!
また配達員の方に「チャイムを2回以上押してください」とお願いすることもできますよ。
汁物等でも注文OK=自分で台無しにせずに済む
レストラン等の中でも、自分で配膳する必要があるお店、ありますよね。
カウンターで注文して、品物が出来上がったら自分で取りに行く、というフードコートなどではお馴染みの方式。
この方式、私のように片杖を突いている場合、なかなかに難しい作業です。
特に汁物の場合は、高い確率でこぼして、お盆の上がびちゃびちゃ、なんてよくあること。
杖に気が付いて、お店の方が運んでくださる時も多いですが、ちょっと気まずさもあります。
その心配事もウーバーイーツなら、解消です!
なぜなら玄関までは絶対に、配達してくれるのですから!!(気になる方は、玄関先への置き配や外での受け取りもOK)
もちろんウーバーイーツの方も1人の人間ですし自転車での配達のため、絶対に汁物をこぼさない、とは言えません。
しかし確実に、私が運ぶよりは、安心だな、と感じました。

なぜなら・・・今回、注文してみたカレーが無事だったため!
蓋があるとはいえ、器に並々注がれていましたが、一滴もこぼれていませんでした。
私だったら、テイクアウトしていたとしても、恐らく台無しになっていただろうな、と思います。
温かいモノを温かいまま食べられる
これも多くの方にとって、メリットの1つではないでしょうか?
折角のお料理、美味しいタイミングで食べたいですよね。
例えば、今の私自身は人口呼吸器を食事の前後に30分ずつ、使用している状況です。
そのため仮に自宅のすぐ近くでテイクアウトしても、食べるころには冷めている、という悲しい状態です。
食べ物によってはレンジで復活しますが、時間が経ったことで残念な状態になることもありますよね。
その心配もウーバーイーツなら、関係ありません!
概ねの配達に掛かる時間がお店ごとに表示されているので、時間のコントロールが注文者側で可能です。
今回は、配達に30分~40分程かかるお店に注文したため、人工呼吸器を使い始めてから注文をしました。
他にも自分でテイクアウトすると、自宅で食べるまで、どうしても時間がかかってしまう、という人にはメリットでは?
※比較~近所でテイクアウトしてみた!~
少しだけ番外編。
ウーバーイーツなら温かい料理が食べられますが、テイクアウトならドコまで冷めるのか、と比較のため実験してみました。
私が徒歩10分程度で自宅まで帰ってこれる、某ファストフードでテイクアウト!
自宅に帰ってから人工呼吸器を30分程、使用してから食べてみましたが・・・やっぱり残念な感じに冷めておりました。
これは想定していたので、レンジやトースターにて、温め直して美味しくいただきましたが、ウーバーイーツのありがたみをより実感しましたよ。
ちなみに、せっかくの飲み物も少しこぼれてました・・・・。
ウーバーイーツの気を付けたいポイント

ウーバーイーツのメリットばかりならいいのですが、残念ながら気を付けたいポイントもあります。
しかし想定することができるポイントですので、注文の際は少し注意しましょう。
時間保証やスピードは、絶対ではない
ウーバーイーツでは、お店ごとに配達に掛かる時間等が記載されています。
ただしこれはあくまで予想であって、絶対ではありません。
当然とも言えますが、お店側が品物を作る時間、配達にかかる時間など、到着予定が変わる要素は多いですよね。
さらに配達員がお店に到着するまでドコにいるか、によって、到着時間が変わることもあります。
もし時間に制約がある場合は、要注意ですね!
天気や配達員に左右される
時間保証等と同じく、当然ともいえるポイントですが、配達には天候に左右されます。
例えば台風で、強風が吹き荒れる中、自転車で配達員の方が安全に配達できるでしょうか?
当然、NOですよね。
またウーバーイーツは、あくまでお店側と配達員のマッチングが前提。
テレビのニュース等でも話題になりますが、配達員の人柄等に強く依存するサービスでもあります。
例えば私のように、「チャイムを2回以上鳴らしてください」とのお願いは、配達員の優しさに頼ることになりますよね。
そのリスクがあることは、承知する必要がありますよ。
値段がお店とは異なることも
そもそもウーバーイーツには、料理の値段+配達料がかかりますよね。
自宅までの距離次第により配達料はお店によって変わりますが、料理の値段そのものも変わることがあります。
これはお店によって設定しているため、全てのお店で割高になっている、とは言い切れません。
お店で食べるのと変わらない場合もありますが、1品あたり数十円~数百円以上、割高になっていることもあります。
もし「お金の節約」という観点のみなら、家族で数人分を注文、となると少し気になる点ですね。
外食気分を自宅で気兼ねなくできる!

私自身は、人工呼吸器を使用するようになってから、外食する機会がほとんどなくなりました。
どうしても自分だけでは人工呼吸器を運ぶことが困難で、外食すること自体が難しくなったためです。
そんな私でも、ウーバーイーツを利用することで、食べたかった・行きたかったお店の料理を、自宅で食べることができる。
流石に毎日、というのは現実的ではありませんが、外食気分で今後も利用できる、メリットも多い安心サービスだと利用して実感しました。
外食気分を自宅で、気兼ねすることなく自由に食べられるなんて、1つの幸せですよね。
もしまだ利用したことがない、というかたは、ぜひ参考にしてくださいね。
ファイナンシャルプランナー 山口 真未
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