インフレなのに年金が下がった⁉は障害年金にも!

貯蓄(経済・運用)
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インフレなのに年金が下がったって、なぜ?

老後の年金だけと思いがちですが、実は障害年金にも大きく関わるお話。

物の値段が上がったな、とお買い物に感じる危機感と年金との関係について。

制度のお話から障害年金の未来予想まで、お話します。

年金が2年連続で減ったワケ

年金が減ったな~って思った方。減ったってテレビやSNSで騒いでたな、という方。

なぜ減ったか、その理由をご存知ですか?

2021年に改定されていた⁉

2021年に年金のルールが変わって、支給される金額の計算が少し変わっています。

この変わった部分が非常にやっかいで今後、何十年も影響を及ぼすことになりそう。

元々、年金は物価や現役世代のお給料に連動する形で、金額が決まっていました。

改正された内容を簡単に言うと、以下のとおり。

  • 「物価アップ、賃金マイナス」=賃金に合わせて年金マイナス
  • 「物価マイナス、賃金マイナス」=賃金に合わせて年金マイナス

え!?ってなりますよね。

そのため、これまでは年金がマイナスになりすぎると、経済が悪化する等の理由で改定をしないこともありました。

ただそのままでは・・・と、こちらもルールが変わっています。

もし物価や賃金によってマイナスになるはずが、年金に適用されなかった場合。

キャリーオーバー方式で、翌年以降にマイナスが繰り越されます

ではマイナスではなく、景気が良くなればいいの?と思いますよね。

年金は現役世代のお給料しだい

ルールが変わるまでは、基本的には物価が上がれば、年金も上がるというシンプル方式。

これならどれだけモノの値段が上がっても、心配がありませんよね。

ただ今は、物価が上がる=年金も上がる、ではなくなっています。

先ほども賃金のお話をしましたが、年金が上がるときにも賃金が影響します。

  • 「物価アップ、賃金マイナス」=賃金に合わせて年金マイナス
  • 「物価アップ、賃金アップ」=賃金に合わせて年金アップ

物価が上がるだけでなく、賃金も上がらないと年金はアップしないカラクリに!

年金というと、働くこととリンクしない、と思いがちですがお金だと密接な関係に。

これが2021年、2022年だけでなく、未来までピンチを招きかねない。

当然、老後の年金だけでなく、障害者の生活を支えている障害年金も同じです。

※もっと詳しく知りたい、というかたはコチラへ。(厚生労働省のHPへ飛びます)

障害者もお金を真剣に考えるとき

年金というと老後の年金だけでなく、障害年金もあります。

ではなぜ、わざわざ年金の話を上でしたのか、一緒に考えていきましょう。

障害年金だけでは暮らせない、だけではない!

障害年金を受給している方は、身に染みているかと思いますが、基本的には障害年金だけで日々を過ごすのは難しいですよね。(不可能とはいいませんが)

その障害基礎年金は1級・2級とありますが、2級の金額が老齢基礎年金の金額と同じ。

簡単に言えば、障害年金と老後の年金額はリンクしています。

老後の年金が減れば障害年金も減る、ということは・・・。

上でお話した年金の制度改正が、障害年金にも関係するお話に。

もちろん障害厚生年金の方も、例外ではありません。

障害厚生年金も基礎の部分は、障害基礎年金です。

今でも障害年金だけで生活することは難しいのに、さらにとなれば・・・。

いよいよ真剣に向き合う状況になりますよね。

※障害年金についてはコチラへ!

インフレに弱い、が怖い理由

障害年金が生活を支えていることは、事実ですよね。

ただその障害年金が物価に連動しない、ということは。

モノの値段が上がったけど、賃金が上がらないから年金も上がらない。

これが何年も続けば、生活が苦しくなる一方ですよね。

さらにこのまま低金利時代だったら・・・貯金の価値も下がる一方。

ここまでくると「面倒だな」とか、「考えるの嫌だな」とか思う気持ちよりも。

お金の未来を真剣に考えること、インフレに負けないための対策が今すぐ必要ですよね。

インフレに強い資産とは?

では具体的に、お金の未来を考えたときに、どうするのか。

私から2つの方法をご提案します。

投資をする

インフレに備える資産作りとして、資産運用をする、投資をすることです。

なかでもインフレに強い投資先としては、株や不動産があげられます。

ココでいう「インフレに強い」は、物価の上昇に対して資産の価値が上がるかどうか。

株や不動産は、一緒に連動して上がりやすいため、インフレに強い代表格でもあります。

とはいえ投資というと、まだまだ身構えるかもしれませんね。

ただ投資のキホンは、長期・分散です。

コツコツと時間をかけて、増やしていくことが大切。

となれば早くお金について考えるのが、もっとも大切とも言えますね。

もちろん投資先をしっかり選ぶこと、節税対策も重要。

投資についてや節税できる制度である、NISAやiDeCoについてはコチラの記事を参考にしてくださいね。

自分に投資をする

2つ目は投資を、自己投資することです。

お金を投資で増やすことは、とっても大切なことですが、それも原資があってこそ。

稼ぐお金があってこそ、投資に回すお金も生まれますよね。

そのため自分に投資をして、稼ぎ力を身につけることも大切です。

今や副業解禁時代とも言われ、テレビやSNSでも言葉をよく見かけますよね。

もちろん今のお仕事の都合、障害による体調の変化など、気を付けることはあります。

無理をする必要は決してありませんが、自分への投資も時間がかかるもの。

たった1日の投資で、月収100万円とか無いですからね(笑)

今は家にいても、お金を稼ぐ方法もたくさんあります。

まずは情報収集をするところから、始めてみるのもオススメですよ。

まとめ

年金と聞くと、ついつい老後の年金のことだと思いがちですよね。

ただ私も含め障害者にとっての大切なお金である、障害年金も連動するお話

とはいえ、障害年金の金額を2倍に増やす、とかは出来ないことも事実。

今大切なことは、2つ。

  • お金の情報を、正確にキャッチできるか
  • 柔軟に自分のことへ、置き換えて対応できるか

これが未来の”あなたのお金”に影響する、と考えています。

国の制度に頼れるところは全力で頼りつつ、自分でも考えて行動することが必要

早い行動がこれからより大切になることも、覚えておきましょうね。

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