こんにちは!障害者ファイナンシャルプランナーの山口真未です。
世の中の情勢が不安定になると、言われがちなのが「お金の不安」。
「人生ではお金より大切なモノが沢山ある」と言っても、やっぱり気になる。
特に新型コロナウイルスにより、仕事や収入に変化があった方は、より不安感が増します。
では、そのお金の不安、具体的に何かわかりますか?
ここで、少しでもお金の不安を解消していきましょう。
障害者のお金の不安って?

世の中の情勢が不安定になると、色々なところで不安感が増しますよね。
それこそ、目に見えないウイルスが広がるように、「お金の不安感」も広がるようです。
不安だ、と毎日、思うのも辛い日々ですよね。
まずは、「お金の不安感」の原因を特定しませんか?
障害者のお金の不安の元は何?
「お金の不安感」と一口に言いますが、それは具体的には何でしょうか?
仕事がなくなるかもしれない?収入が減るかもしれない?
それとも、テレビやSNSで、「お金の不安」を目にしたからでしょうか?
もちろん、それらは事実かも知れませんね。
その不安感を、まるごと否定するつもりはありません。
事実、インターネットの調査でも結果が出ており、誰か1人だけの不安感でもありません。
また障害者の方が持つ、特有のモノでもありません。(障害者だから、なんてことはありませんよ)


ですが、その事実は、本当にあなた自身のことでしょうか?
現実問題として、世の中からお金自体がなくなることは、ほぼあり得ない未来です。
この最新のテクノロジーが溢れている今、物々交換しかなかったような世界になるとは、想像できないですよね。
今は情報社会として、いろいろな情報だけでなく、個人の想いも自由に見ることができます。(ネットのブログでこの話は、本末転倒かもしれませんが。)
しかし、その他人の想いを自分のことに置き換えて、「私もそうかも」と不安になるのは違いますよ。
毎月、いくらのお金が不安ですか?
仕事がなくなるかもしれない、収入が減るかもしれない。
では、そうなったときに、具体的にいくらのお金が必要になるのか、把握していますか?
私もOLの仕事を辞めようと考えたとき、漠然とした不安感に襲われました。
やはり仕事を失うことは、次に上手く仕事に就けるかなど、大きな不安感を伴いますよね。
では、その仕事がなくなったとき、減るお給料がいくらで、生活に最低限必要なお金がいくらか、直ぐに言えますか?
家計簿を付けている方は、何となく金額が分かりますよね。
しかし意外と家計簿を付けてないから、毎月いくら使っているのかわからない、という方も多いのでは?
または家計簿を付けていても、「付けるだけ」で集計したことがない、ということも多いのでは?
お金の不安の解消法

ではその漠然とした、「お金の不安感を解消するための方法」が気になりますよね。
もちろんココに書くことが全てではないですが、まずは基本的なこととして紹介しますね。
仕事の幅を広げる
最近は、副業が解禁になった、など話題になることも多いですね。
大前提として、会社の就業規則を守ることが必要ですが、もし可能なら違う仕事を挑戦してみるのもアりですよ。
例えば、副業でもよくオススメとして上がるのが、ネット記事のライターですね。
これは自宅でネットが繋がっていて、パソコンを使えるなら、出来る仕事で、何かを買う必要がない、という方も多いはず。
文章を書くのなんて、苦手!との気持ち、分かります。
何を隠そう、私も嫌いです!!(笑)
子供の頃に夏休みの宿題で、読書感想文はいつも最後まで残して、母親に怒られてました。
副業の良いところは、収入を気にすることなく、「まずはやってみよう」の気持ちで始められます。
もしやってみて、ムリ!と思えば、辞めてしまえば良いのです。
辞めたら生活が・・・とお金に縛られることありませんよね。
”とりあえず”くらいの、軽い気持ちで、チャレンジしてみるのも1つの方法ですよ。
チャレンジしてみれば、仮に今の仕事を辞めなければならいときに、副業を本業にしていくなど、1つの選択肢になり、安心材料になりますよね。
当然ですが、副業とはいえ、仕事であることに変わりはありません。
無責任な仕事はせず、締切りは守るなど、礼儀は守りましょうね。
また無理は、絶対に禁物です。
本業に影響しないよう、また頑張りすぎないように、仕事の時間などはコントロールしてくださいね。
知識を身につける
2つ目は、知識を身につけることをオススメします。
お金の不安感は、おそらく新型コロナウイルスが落ち着いても、ずっとあるものです。
なぜなら、本当の問題は、新型コロナウイルスが原因ではないから。
仕事がなくなることも、収入が減ることも、どちらもコロナに関係なく、いつでも未来の可能性としてはありますよね。
その時に1つの安心材料になるのが、知識です。
例えば、仕事がなくなっても、まずは失業保険をもらうことが出来ますよね。
それで当面は、今まで通り、とはいかずとも、収入がゼロになることはありません。
他にも、国や地方自治体による資金の貸し出しなど、方法はあります。(ぜひ「住んでいる市町村、お金貸し出し」などで検索してみてください。)
その知識があるかないか、は大きく不安感を解消するのではないでしょうか?
ちなみに知識を身につける、と言っても、「全てのことを覚える」ことではありません。
私が個人的にオススメするのは、「ドコに情報があるかを覚える」という方法。
例えば、失業保険について知りたいときは、このブログを読む!とか(笑)
全ての知識を覚えることなんて、ほぼ100%無理です。
その代わりに、どの本を読めば、どのネットのサイトを見れば、大丈夫!という知識を身につけること。
これは仕事にも使える技なので、オススメですよ~!
「お金」を把握する
3つ目は、ご自身で使っているお金を把握することです。
お金を把握するといえば、家計簿ですよね。
家計簿を実際に付けている方の割合は、どれくらいでしょうか?
調査・集計をした雑誌やネットの記事にもよりますが、低いと3割程度、高くても5割程度しか、家計簿を付けていないそうです。(簡単に検索した限りですが)
もちろん、家計簿なんて付けなくても、きちんとお金を把握しているならOK!
ただし家計簿を付けたことで、実はこのお金ムダだった、と新たな発見があるのも事実ですよね。
家計簿を付ける方法は、何でもOKだと私は考えます。
私はほぼキャッシュレス化しているため、クレジットカードやICカードでしか支払わない生活です。
そんな人には、お金を使った実績が同期してくれる家計簿アプリが便利ですよね。
その反面、紙のノートにきちんと書く方が好き、という方が多いことも。
どれが良いか、よりも、「どの方法が好きか」「どの方法なら続けられるか」で選んでみてくださいね。
お金を把握するって?

お金を把握するなら、家計簿。
では、具体的に「お金を把握する」とはどういうことでしょうか?
家計簿は付けたらOK、ではありませんよ!
家計簿を付けるという作業に満足した、とならないためのポイントを紹介しますね。
収入と支出を把握する
家計簿を付けたら、ぜひ収入と支出がいくらあるのか、計算してみましょう。
単純に収入から支出を差し引いた残りが、プラスかマイナスかで、毎月の家計が黒字か赤字かがわかりますよね。

まずは、この家計が黒字か赤字かを把握することが大切。
ここで赤字になっている方は、まずは原因を突き止めて解消するように頑張りましょう!
例えば、食費が高いな、と思ったらコンビニでちょくちょく、おやつを買っていた、とか。
毎朝、自販機でコーヒーを買うのが日課、とか。(お菓子もコーヒーもOL時代の私です笑)
もちろん、ストレス発散のため、コンビニでお菓子を買うのが止められない!という方もいらっしゃいますよね。
その場合は、その頻度を減らしたり、他のストレス発散方法を見つけてみてくださいね。
更にお金を分解!
家計簿は黒字だった、という方はぜひ、更にもう1ステップ進めてみてください!
その時にポイントになるのが、毎月、絶対にかかるもの(=固定費)と、月によって変わるもの(=変動費)を把握すること。
例えば、収入なら月収で働いている人でも、基本給と言われる固定のものと、残業手当など月によって変わるモノがありますよね。
【固定費】
(=毎月決まっているお金)
【変動費】
(=毎月波があるお金)
これはよく、支出の面でも言われますが、収入も簡単にで良いので把握してみましょう。
ざっくりとでOK!分けたら集計して数字を見てみましょう。
固定費と変動費に分けることで、具体的に数字で想定することが出来るようになります。
例えば、残業代が減ったら、家計簿は赤字になりますか?
例えば、仕事がクビになっても、変わらずに入ってくる収入がありますか?
例えば、仕事をクビになっても、失業保険でこれくらいは貰えるから、飲み会をやめればなんとかなるかも?
こんな感じで、具体的に数字で不安の正体を見ることが出来ます。
少し面倒だったかもしれませんが、固定費と変動費を分けることで、想定がしやすいのではないでしょうか?
もしかしたら「コロナで残業代が出ないから、毎日、お金が不安」と思わなくても、大丈夫な結果があるかも?
他にも、「コロナで残業代が出ないなら、このお金を減らせば大丈夫」と安心できることもありますよ。
漠然と不安だ、と思うよりも、「どうすれば良いか」がわかるだけで安心しますよね。
お金を分解したら、対策を考える
お金を分解して、把握できたら、簡単に対策も考えてみましょう。
もし退職したときに、収入が減ることで赤字になるなら、その分の補填が出来るように貯蓄を殖やしましょう。
また支出は減らせるところを探す、となりがちですが、自然と変わるものもあります。
例えば、仕事を辞めたら、付き合いで行っていた飲み会がなくなった、など。
他にも支出だけでなく、収入を増やすのも1つの方法ですね。
支出は、頑張って減らせる部分と、限界になる部分があります。
これ以上は、支出が減らせないな、と思ったら、収入に目を向けるのもアリですよ。
上でも触れた、副業を始めて見るのも1つの方法ですし、実は自治体から貰える手当を申請していなかった、ということもあるかも?
未来にも少し目を向けて
お金の対策ができたでしょうか?
簡単でも、対処する方法がなんとなくわかれば、過度に怖がる必要もなくなりますよね。
『今』に余裕が出たら、お金の貯蓄や投資などにも目を向けてみましょう。
どんなに今の家計簿が黒字でも、貯蓄があることでの安心感は必要ですよね。
貯蓄でも、まずは3ヶ月分のお給料の金額を貯める、など目標があれば、より良いですね!
さらに未来を考えると、お金を貯め込んで眠らせるより、お金にも働いてもらう、ということも1つの方法ですよ。
「不安に思う時間」を少しでも減らして

「お金の不安感」を完全になくすことは、おそらく不可能です。
なぜなら、年収1000万円の人でも、「お金が少ない」と不安になることもあるから。
でもここで紹介したように、一つ一つ具体的に、数字で見ることで漠然とした不安には襲われないはず。
数字が分からないと、何をすれば良いか分からない=不安感が増す、と負のスパイラルに落ちがちです。
また自分自身のキャリアをアップしておくことで、未来への不安感を消せるだけでなく、新しい友達が出来るなど、違うプラス面もあるかも?
ぜひ、「お金の不安感」を少しでも減らして、「楽しい時間」に変えてみてくださいね。
ファイナンシャルプランナー 山口 真未
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